高校3年生のときにバスケットで靱帯を断裂し、入院しました。同室には同じような境遇の人が集まっていたのですが、みんな他にすることがなく、楽しみといえば朝・昼・晩の食事だけ。

そんな時、栄養士だった母が、入院中の食事を作っているのは栄養士だと教えてくれたんです。「楽しそうな仕事だな」と思い、栄養士を目指すようになりました。

「栄養士として働きたい！」と、就職活動では色々な会社を受けました。当社に応募したのは、社員食堂を運営していたからです。「社員食堂で美味しいご飯を提供したい」「私も社員食堂で美味しい料理を食べたい」という気持ちがありました（笑）。

また、私の通っていた大学と当社の食堂が提携していて、大学生が1食分のメニューを考えたり、POPを書いて食堂に置いたりするイベントを行っていたんです。そのような取り組みをしている当社に興味があったこともあり、入社を決めました。

主な仕事は、栄養計算と検品、衛生検査です。

栄養計算では、2ヶ月サイクルで料理長が考えたメニューの指示書をもらい、栄養計算をしていきます。同時に、メニューが重複していないかのチェックも行います。

検品は、食材を安全に提供できているかのチェックや、記録用紙の作成、記録のまとめなどを行います。他店舗を含め、1ヶ月に1度の衛生検査も行っています。寒天やろ紙を使って冷蔵庫の中や食材、器具などを調べ、ブドウ球菌や大腸菌、サルモネラ菌などの菌が出ないかチェックをしています。

私の所属する住友商事千里ビル店はランチ営業をしているので、営業中は食事の提供も行っています。

1日に約250食の食事を提供しています。食中毒の事故が起こらないよう、安心安全に配慮しています。

例えば、温かい料理を出しっぱなしにしていると菌が増えてしまうので、早急に冷却して冷蔵保存をします。また、社員だけではなくパートさんにも協力してもらいながら、記録用紙に記録して温度管理をするなど、衛生管理を徹底して行っています。

記録用紙の内容を工夫し、どこに置いたら書いてもらいやすいかなどを考えながら、みんなが動きやすくなるように試行錯誤しています。

基本的にメニューは料理長が考えているのですが、月に1度、栄養士が考えたメニューを出すことができます。以前、私が考えたメニューを自分で作って提供する機会がありました。直接お客様の顔を見ながら提供し、「美味しかったよ！」と言っていただいたときは、うれしかったですね。

衛生面に気をつけて料理を提供し、お客様に喜んでいただいたり「美味しかったよ」と言っていただけたりすることにやりがいを感じます。

また、パートさんと協力しながら、お客様をお待たせせずに料理を提供できたときにも喜びを感じます。

今後は、1ヶ月に1回メニューを考えられたらいいですね。作り方が分からない料理も多いので、調理にも携わっていきたいです。

この仕事は身体を動かして接客することが多いので、動くことが好きな方に向いていると思います。提供する食数が多く、責任のある仕事を任されることもあるので、「これやっておきました」「これ書いておきました」などコミュニケーションの取れる方だと仕事をしやすいと思います。

土日がお休みで、パートさんは9時から15時までのシフトの方が多くいます。出勤時間は9時半、10時、10時半と、その方の生活スタイルに合わせて働けるようになっています。平日のお昼にしっかり働きたい方にとっても良いと思います。

栄養士希望の方は、臨機応変に対応できる方がいいのではないでしょうか。記録管理のための書類整理や確認作業、ランチの営業時はどのポジションにも入れるようにするなど、仕事内容は幅広いです。どんな仕事でもできるように、色々なことに興味を持てる方が良いですね。

一人ではなく、みんなで仲良く、安心安全な料理を提供するために助け合いながら働ける環境です。ぜひ一緒にがんばりましょう。ご応募お待ちしています！